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寝ながら予防?今やメジャーな死因の誤嚥性肺炎  入れ歯を30分預けて7日で完成、夜専用入れ歯に部分入れ歯登場

掲載日:2024.03.11 (Mon)

2024.02.20

株式会社お守り入れ歯

歯科技工所を運営する株式会社お守り入れ歯(本社:北海道札幌市、代表取締役:池田 昭)は誤嚥性肺炎予防に、日本初の夜専用入れ歯型マウスピース「おやすみ入れ歯」を製作しています。総入れ歯に続き、2024年2月20日より部分入れ歯も提供を開始しました。

【身近な病気の一つ、誤嚥性肺炎】

近年死因の上位に定着している誤嚥性肺炎。厚生労働省が令和5年に発表した「人口動態統計月報年計の概況」では6位という結果でした。以前は肺炎の中に含まれていましたが、誤嚥性肺炎で亡くなる人が増えたことで、一般的な肺炎と区別し独立してカウントされるようになりました。睡眠中は嚥下機能が低下するため、食べ物や細菌を多く含んだ唾液が誤って気道内に流れ込むことで発症する肺炎で、高齢者に多く見られます。2024年元旦に発生した能登半島地震の被災地でも注意喚起が行われるなど、耳にする機会も増えた身近な病気の一つです。

【歯ぎしりで傷つく口の中、部分入れ歯は要注意】

歯科技工所を運営する株式会社お守り入れ歯は、日本初(自社調べ)の夜専用入れ歯型マウスピース「おやすみ入れ歯」を製作しています。総入れ歯が対象でしたが部分入れ歯も製作が可能となり、2024年2月20日より提供を開始しました。現在使用中の入れ歯の形状データをスキャンし3Dプリンターで複製するため、大きさも形も全く同じ仕上がりです。柔らかいため歯茎への負担も軽減されます。残存歯の箇所は半透明色のマウスピースを作り総入れ歯の状態にしたもので、製作費用は一個17,600円です。提携歯科医院で製作することができ、入れ歯を約30分お預かりして形状をスキャンし7日後には発送できます。遠方の方は郵送でも受け付けることができます。

就寝中歯ぎしりをする人は多くいます。その際にかかる力は、起きている時に思い切り噛み締めたときと比べて約4倍と言われています。そのため部分入れ歯の人が洗浄のためはずして寝ると、残った歯で歯茎を傷つけることがあります。また、外すと見た目や活舌が悪くなり家族の前では外したくないと言う人や、唾液や水が飲み込みにくいため就寝中も装着して寝る人もいます。しかししっかりと洗浄していなければ、大量に増殖した菌が唾液と一緒に少しずつ気管に流れ込み、誤嚥性肺炎のリスクが上がります。

【諦める人を減らしたい!開発を続ける歯科技工所】

2022年8月より提供を開始したおやすみ入れ歯。当初は3Dプリンターのみで作れる一体型の総入れ歯のみでした。しかし部分入れ歯は義歯利用者の約8割と多く、お断りせざるを得ない人も出てきました。そのため部分入れ歯にも対応できるよう、従来の材料の固さやマウスピースとの接合方法などを模索して試作を行い、提供が可能となりました。

代表の声「新規患者さんの中には口の中に傷が沢山ある方がいらっしゃいます。お話を伺うと歯ぎしりをしているとのこと。口の中はとても繊細で、口内炎が一つできただけでも痛くて食欲も落ち体力も低下します。清潔な入れ歯を装着して寝ることで誤嚥性肺炎の予防になるため、日中使用した入れ歯を就寝中にしっかり洗浄と除菌ができるようにおやすみ入れ歯を開発しました。今回部分入れ歯の人も利用できるようになり、多くの方に健康で快適な睡眠と食べる楽しみを感じていただけたら嬉しいです。」今回提供を開始したおやすみ入れ歯の部分入れ歯型は、現在特許出願中です。

おやすみ入れ歯: https://pro.form-mailer.jp/lp/fec0b34e231881